平成27年10月31日(土)、「復興の現場見学会」(主催:岩手県)が行われ、久慈地域や二戸地域の住民28人が参加しました。
見学会は、東日本大震災津波の記憶と教訓の風化を防ぐとともに、復旧・復興状況を住民に理解してもらうことを目的に行われたもので、昨年度に引き続き今回で2回目。
参加者は、まず、城内(じょうない)地区高台団地(野田村)を見学。同団地では、自力再建住宅20戸、災害公営住宅54戸の計74戸(区画面積330㎡/戸)が整備されており、年度内の完成を目指しています。
続いて、国道45号線を起点に三陸沿岸道路(仮称)野田インターチェンジに接続する延長約1.5kmの新しい県道・野田山形線(野田村)の整備の様子を見学。現在は、地盤改良と盛土工事が進められており、平成29年度の開通を目指しています。
三陸沿岸道路(普代~久慈)の国道45号宇部トンネル(久慈市)の工事現場では、参加者はトンネル内を徒歩で見学。幅12m、延長446mの宇部トンネルは掘削工事が完了しており、平成28年3月の完成を目指しています。
最後に、平成27年4月26日(日)に本格オープンした小袖海女センター(久慈市)を見学し、現場見学会は終了しました。
参加者は、「トンネル工事等、なかなか見ることができない現場を見せて頂いた。少しずつ確実に元通りに戻ってきていて、今まで以上に良い感じになっている。」と見学会の感想を述べました。