第91号(平成27年9月1日)の写真

 釜石市は、釜石港の平成27年のコンテナ取扱量が8月10日時点で、3,364TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個)に達し、岩手県内の過去最高記録(平成25年宮古港:3,315TEU)を更新したと発表しました。

 平成14年からコンテナの取り扱いが始まった釜石港は、震災後の平成23年7月、香港の大手海運会社・東方海外貨櫃航運公司(OOCL)のコンテナヤードに指定され、週に1便「釜石港」と「京浜港」を結ぶ『国際フィーダーコンテナ定期航路』が開設されました。

 内陸部の国際貨物の他、三陸沿岸の水産貨物の取り込みにも成功を収めると同時に、今年3月から7月までの間、同市内片岸町内のがれき仮置き場跡地で発生した建設発生土をコンテナ輸送したことも取扱量増加の背景となりました。

 釜石市は、整備が進んでいる東北横断自動車道釜石秋田線や三陸沿岸道路の利便性を生かし、今年5,000TEUのコンテナ取り扱いを目標に荷主企業等を開拓するなど、岩手県の物流拠点を目指しています。

 

“復興への決意”を新たに夏の成人式が開催されました

 平成27年8月15日(土)、田野畑村の成人式がアズビィホール(田野畑村和野)で開催されました。

 同村では、帰省時期のお盆に合わせて成人式を行っており、今年度は新成人42人中36人が出席しました。

 式典で石原弘村長は、新成人に「若い力を発揮し、ふるさとの復興と発展に寄与してほしい。」と呼びかけました。

 また、新成人を代表し、佐藤由季也さんが「数年後、田野畑村の復興・開発に携わるようになった時に、田野畑村の未来を背負うだけの力量と責任感を持ち合わせた人材になれるよう精進してまいります。」と二十歳の誓いを述べました。

 式典後、新成人は「はたちの船」と名付けた観光船に乗船し、断崖の景勝地として知られる北山崎へのクルーズに出発。久々に会う旧友らとの会話や記念撮影などを楽しみながら、雄大な故郷の姿を眺め、地元への想いを新たにしていました。

 「はたちの船」は、東日本大震災津波があった平成23年は中止を余儀なくされましたが、平成24年、25年は小型漁船「サッパ船」を使って行われ、昨年からは、運航を再開した「北山崎断崖クルーズ観光船」で行われるようになりました。

 岩手県内では、同日、10の市町村で夏の成人式が行われ、およそ1,100人が大人の仲間入りをしました。

 

未来の夢を託した「タイムカプセル」を開封!

 平成27年8月15日(土)、旧田老町(現:宮古市田老地区)の閉町記念タイムカプセル開封式典が、旧町役場の田老総合事務所前で開催されました。

 このタイムカプセルは、平成17年6月に宮古市・田老町・新里村の合併に伴う閉町の記念として、当時、田老地区の小中学生だった413人が“田老町への想い”をテーマに絵画や作文を作成し、埋められたものです。

 今回の式典は、当時の小中学生だった生徒が企画・運営。およそ120人が参加しました。

 東日本大震災津波の犠牲者に黙とうを捧げた後、実行委員長の清水徳喜(のりき)(当時田老一中3年)さんは「震災で思い出の品々をなくした人も多くいます。この作品が貴重なものになることを願っています。自分自身を振り返る良い機会にしてほしい。」と挨拶しました。

 その後、実行委員らは、土の中に埋められた直径約60cmのカプセルを掘り起こし、カプセルの中身が披露されると、参加者からは大きな拍手が起こり、当時の想い出に触れる一日となりました。

 

復興と追悼の祈りを込め、沿岸各地で一斉に花火を打ち上げ

 平成27年8月11日(火)、「LIGHT UP NIPPON(ライトアップニッポン)2015」が開催されました。

 これは、東日本大震災津波の犠牲者の追悼と復興の祈りを込め、岩手・宮城・福島の被災3県で一斉に花火を打ち上げるもので、岩手県では、野田村・田野畑村・宮古市・大槌町・釜石市・大船渡市で開催されました。

 イベントは「東北を、日本を、花火で、元気に。」をスローガンに平成23年から始まり、今年で5回目。
 当日3県各地では、午後7時から音楽家・坂本龍一氏作曲の公式テーマ曲「赤とんぼ」に合わせて、計約1万5千発の花火が打ち上げられ、夜空を飾りました。